PCゲームを購入する前に、自分のパソコンで本当に動くかどうかを確認していますか?「面白そうなゲームを買ったのに、重すぎてまともに遊べなかった」という失敗を避けるために、推奨スペックの正しい読み方と、自分のPC環境の調べ方を初心者向けに分かりやすく解説します。
- 自分のPCのCPU・GPU・メモリ容量
- ゲームの最低スペックと推奨スペック
- ストレージ容量(ゲームの容量)
- OSのバージョン(Windows 10/11など)
- DirectXのバージョン対応
そもそも「最低」と「推奨」スペックの違い
ゲームのスペック表記には、主に「最低スペック」と「推奨スペック」の2つが記載されています。この違いを理解することが、快適にゲームを楽しむための第一歩です。
最低スペックは「なんとかゲームが起動して動作する最低限の環境」を指します。設定を最低まで下げれば遊べますが、画質は粗く、フレームレートも不安定になりがちです。
一方、推奨スペックは「開発者が想定した快適な環境」を表しています。中~高画質設定で安定して60FPSで動作することを目安にしている場合が多いです。
自分のPCスペックを確認する手順
Windowsの設定から調べる
自分のPCスペックを調べる最も簡単な方法をご紹介します。
CPU・メモリ・OS確認手順
- Windowsキー + I を押して設定画面を開く
- 「システム」をクリック
- 「詳細情報」を選択
- プロセッサ(CPU)・実装RAM(メモリ)・Windowsの仕様を確認
グラフィックカード(GPU)確認手順
- デスクトップ右クリック→「ディスプレイ設定」
- 「ディスプレイの詳細設定」をクリック
- 「ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します」を選択
- アダプターの種類でGPU名を確認
より詳細な情報が必要な場合は、「dxdiag」というツールが便利です。Windowsキー + R を押して「dxdiag」と入力すると、DirectX診断ツールが起動し、すべてのハードウェア情報を一覧で確認できます。
GPU名から性能を判断するコツ
GPU(グラフィックカード)の性能は、名前である程度判断できます。
NVIDIA GeForce シリーズの場合:
- GTX 1060、RTX 3060など、数字が大きいほど新しい世代
- 末尾の数字(60、70、80)が大きいほど高性能
- RTXシリーズはGTXより新しく、レイトレーシング対応
AMD Radeon シリーズの場合:
- RX 580、RX 6600XTなど、最初の数字が世代を表す
- 後ろの数字が大きいほど高性能
- XTが付くモデルは上位版
ストアページのスペック表示の読み方
Steamや各ゲーム販売サイトでは、システム要件が以下のように表示されています。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64-bit | Windows 10/11 64-bit |
| プロセッサ | Intel i5-8400 / AMD Ryzen 5 2600 | Intel i7-10700K / AMD Ryzen 7 3700X |
| メモリ | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
| グラフィック | GTX 1060 6GB / RX 580 | RTX 3070 / RX 6700 XT |
| DirectX | Version 12 | Version 12 |
| ストレージ | 50 GB | 50 GB |
ここで重要なのは、「/」で区切られているCPUやGPUは同等性能ということです。Intel製品とAMD製品が並記されている場合、どちらか一方を満たしていれば問題ありません。
メモリ(RAM)について、8GBは現在のゲームでは最低ラインです。16GB以上あると安心して様々なゲームが楽しめます。
ストレージ容量も見落としがちな項目です。最近のゲームは50GB~100GB以上の容量を必要とする場合があるため、十分な空き容量があるか確認しましょう。
動くか不安なときの最終チェック
スペック表を見て「ギリギリかも」と感じた場合は、以下の方法で事前に確認できます。
体験版・ベンチマークソフトを活用
- Steam等で配信されている体験版を試す
- FF XIVベンチマークなど、無料のベンチマークソフトで性能測定
- 同エンジンのゲーム(UnrealEngine、Unityなど)の動作状況を参考にする
コミュニティ情報を参考にする
- Reddit、Steam コミュニティで同じGPUでの動作報告を探す
- YouTube で「[ゲーム名] [自分のGPU名] benchmark」で検索
- PC系掲示板での動作報告をチェック
- バックグラウンドで動作する他のソフトウェア
- PC内部の埃によるオーバーヒート
- 古いドライバやWindowsアップデートの未適用
- ストレージの容量不足